2011/01/24

タレント育成テスト実施サポート

Kolespoは、2011年1月23日に実施された、富山市体協さんが主催する将来のトップアスリートを育成するためのタレント育成を目的とした診断テストをサポートしました。
サポートの様子は地元紙にも掲載されました。
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2011.1.23日付け富山新聞より


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2008/12/10

JISSスポーツ科学会議

2008年12月6日代々木の国立オリンピック記念青少年センターにて,第5回JISSスポーツ科学会議が開かれました。
Kolespoは,当会議のゲストスピーカーであるDr. Gunar Senf 先生の招聘に協力しました。
また,委託研究では「旧ドイツ民主共和国 代表的オリンピック競技種目(水泳,陸上等)のトレーニングコンセプトとそれに基づいたトレーニングステアリング法の基礎的研究」を発表しました。

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旧東独の長期パフォーマンス育成システムにおけるタレント認定とタレント選抜を講演するDr. Senf 先生(右)
(左は,同時通訳するコレスポ事務局長高橋氏)

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2008/04/10

適性診断 その7

旧東独の適性診断については、これまで概論的な問題について私見をのべさせていただきました。今回から、もうすこし突っ込んで問題を考えるという立場から、これまでの資料収集作業で得られたデータを抄訳というかたちで紹介していこうと思います。
最初は、1971年のTPL(競技スポーツの理論と実践)誌の特集「競技スポーツに適した青少年の選抜について」を紹介したいと思います。以下の七つの論文が掲載されています。

1.ドイツ民主共和国の競技スポーツシステムにおける青少年スポーツの課題と,科学的な選抜の意義
2.ドイツ民主共和国・競技スポーツに対する有効な選抜システムの創造
3.スポーツ的なタレントをもった青少年のシステム的な選抜を考慮した、ジュニアレベルでの組織上の基礎問題とパフォーマンス能力の最適化
4.水泳競技における六年間の縦断研究の成果と、他のオリンピック種目へのその応用の可能性
5.競技スポーツのための選抜という観点からみた青少年の身体的発達状態
6.スポーツトレーニングのための、タレントをもった青少年・少女の選抜システムにおけるスポーツ人類計測学の有効性の基礎
7.陸上競技における有効な選抜システムの創出について

この特集は、1970年12月3日・4日にライプチック体育大学で開催された会議の報告書です。いわゆる「青シリーズ(blau Reihe)」といわれている特別号で、競技スポーツでもナショナルレベルでの指導や科学研究に関わる人たちだけが読むことのできたものです。
我が国でも、福岡県をはじめ、本格的な「タレント発掘」事業がすすめられ、成果が期待されているところで、そうした取組が全国的な規模に広がりをみせています。スポーツに適性をもった子供たちの希望にみちた発達の過程をサポートする、ということは案外難しいことで、30年ほど前の旧いデータですが、そこから読み取れることは多いのではないかと思います。

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2007/01/15

JISS スポーツ科学会議報告 その1(ポスター発表)

2007年1月13日に開催された第4回JISSスポーツ科学会議にてKolespoは、特別企画(発表・通訳)、ポスター発表を行いました。

そのうち、ポスター発表では
「旧ドイツ民主共和国における、タレント発掘および選手選抜システムに関する基礎的研究」('06JISS委託研究)
を発表しました。当日発表ポスターは、コレスポ教室からダウンロードできます。
当日は、多くの方からご質問や、ご意見をいただきました。
しかし、なかにはご質問に十全に答えられなかったところもありましたので、さっそくその部分の分析を行うつもりです。結果は当ブログ等で発表できるところは発表したいと思います。
(ueta)

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2006/11/20

適性診断

適性診断はドイツ語で「Eignungsdiagnostik」という.東独の建国当初からはじまる競技スポーツの高度化にむけた取組みのなかでも,たいへん重要な柱であった.適性診断という言葉が正確に科学的な証明をともなって確立されるのが1970年代の中盤になってからであるが,その時の長期観察の対象になった選手たちが1950年前後の建国当初にうまれた子供たちであった.実験というのか,縦断的な研究を本格化するのが東京オリンピック前後で,その子供たちが選手として活躍する経過が追跡されたわけである.1950年生まれだから1970年前後に二十歳位になるので,ちょうど選手として頭角をあらわしたり,あるいは,才能を伸ばしきれずに挫折したり,というようなところをずっとサポート的に科学者たちやコーチやトレーナーや保護者が囲んでいるという構図である.息の長い,骨の折れる,意見が対立したり葛藤のつづく作業であったことは容易に推測できるところである.
そのなかで,タレント発掘という言葉ではなくて,適性診断という言葉に落ち着いていくのであるけれども,ここいらの経緯はなかなか意味深い!タレントとして見いだしたと誰もがおもった子供たちがうまく伸びていかない,ということを数多く経験する,同時に,若年期にあまりめだたなかった選にもれた子供たちが学校のクラブとか地方大会で頭角をあらわしてくる,というようなことが頻繁にでてくることになる.その原因をさがす息の長ーいサポートが続けられる.クッパーさんの論文にはその一端だけであるが,このあたりの実情が克明に記述されている.彼らが中心となって1963年からはじめた本格的なサポート研究の成果が博士論文として承認されたのが1978年であるから,15年の月日がなかがれたことになる.それから適性診断の仮説検証の作業が本格化し,科学的な成果として,規準値表の作成にいたるのにまた10年以上の時が流れる.実時間のなかにあるスポーツの科学サポートの気の長いこと!ライスさんという持久性を担当していた方の言葉であるが,「とにかくつづけること!持続にまさるものはない!」ということ.適性診断も,その対象になった選手の育成も,この持続性ということに秘密の鍵があるのかもしれませんね!(wata)

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2006/11/07

クラウス クッパーさんのこと

先にインテグレーションの考え方をだしたクッパーさんについてふれた.
ライプチヒ学派には,これまで名前をしられていない研究者がおおい.スポーツ科学やトレーニング科学が,勝利をめざす戦略的思考を背景としているのだから,当然といえば当然である.隠し球とかはまあ公然とした隠しであるけれども,やり方によっては汚いというイメージがもたれる.見事な隠し球には脱帽するしかないのだ!
スポーツ科学を牧歌的な明るいスポーツに接続する方法もあるけれども,科学がそれみよがしに表にでてきてはなんだかロボット世界選手権をみているような気になるから,できるだけ黒子に徹するべきだとはおもうのだけれども,科学者だって業績審査によって自己を科学のフィールドで披瀝するという行為者であるのだから,黒子だとか縁の下の力持ちとかばかりを要求するわけにはいかない!
クッパーさんはタレント発掘や適性診断の研究プロジェクトを率いていた.スポーツトレーニング戦略の中核問題であるだけに,黒子の役割は必然だったようだ.クッパーさんのタレント研究は1991年のドイツ統一をきっかけに公になるのであるが,浅学の私がその理論に出会うのは,1994年のトレーニング科学の初版のなかでであった.ハレさんたちのトレーニング論はそれ以前から目にしていたものの,そのなかでのタレント問題の扱いにはあまり興味がわかなかった.そんなもんだろうというのが率直な感想であった.しかしクッパーさんの理論はそんなものではなかった.時間的な重みというのか,長い年月をかけた優れた選手のトレーニングをサポートしてきたというような雰囲気がただよっていた.なんとか,その真髄にふれたいと思うようになってから10年があっという間にすぎてしまった.ライプチヒ学派のスポーツ科学サポートの研究の機会がめぐってきた.しかし,残念なことに,クッパー氏は不慮の事故でなくなられたという報にであうことになった.2003年のトレーニング科学第三版の序文でのことだった.

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2006/10/20

コーディネーションへの疑問!

コーディネーションという言葉よりもコオーディネーションという言葉にこだわっている。その理由はいろいろある。くりかえしになるけれども、呼応やその流れにある協応という日本語の意味をかさねてみたいからだ。すでに50歳をすぎているのだから、ダジャレももう少し気の利いたものにしなくてはならないけれども、呼応ディネーションとか協応ディネーションという表記にこだわってみているのだ!
呼応は何かと何かの関係をうまく取りはからうということ、うまくやる、適当にやる、最適にしてみる、適切な具合に調整する、ということ。協応は、三つの力によって成り立つ関係をうまく取りはからう、最適に調整する、というような意味になるだろう!
そしてさらにもう一歩話をすすめると、成長や発達にむかう、時間的な面をくわえた質的な組織的飛躍である、インテグレーションに連携していくことになる。コオーディネーションが時間のなかで質的により高いものになっていくことを、インテグレーションという言葉を使って説明したのが、クラウス・クッパーさんだった!ライプチヒ学派のなかで、適性診断やタレント発掘に関わった中心人物のひとりである。彼のインテグレーション理論には学ぶべきところがおおい。有能な選手になるであろうタレントの重要な側面であるコオーディネーションの指標としてのインテグレーションという論文がある。機会をみつけて紹介していこうと思う!(wata)

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